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チコのセネガル通信(20)ラマダンの断食をやり遂げました

 2015年08月08日 
コリテで新しい服を着た子どもたち
 7月17日で今年のラマダンが終了しました。私もすべての日程をやり遂げました。普段と生活リズムが違うため、順応するのに時間がかかりました。ご飯があまり食べられず、最初はとても辛かったです。これを毎年続けているイスラム教徒には感心するばかりです。
 ラマダンになると、富を分配する行動がより増えていたように感じます。市長さんは毎日住民に市役所前でご飯をふるまい、ナツメヤシや砂糖を配っていました。私も「砂糖とナツメヤシくれないの?」と毎日言われました。大家さんは親戚にご飯をおすそ分けしていました。中には服を作るための布をあげる人もいるそうです。
 18日はラマダンの終了を祝う行事の「コリテ」ありました。鶏を一羽丸ごと炒め揚げしたものを玉ねぎソースやポテトフライと一緒にみんなで食べます。そして、「バールマアック(私を許して下さい)」と言って過去一年間の罪の許しを請いに歩きます。相手は「バールナーラアック(許します)」と返します。助け合う文化を垣間見ました。
 子どもの関心は許しを請うよりも物をもらうこと。コリテのために縫った新しい服を着て、ハロウィンのようなイメージでお金や物をもらいに歩きます。年始の挨拶なしに「お年玉ちょうだい!」という子どもを想像してください。とても無礼だと思ったので、挨拶をしてくれた子だけに飴をあげました。
 また一つ、セネガルのお祭りを体験することができました。
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掲載紙面(PDF):
2015年8月8日・第2部(2148号) 2面 (6,481,900byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)


コメント

2000〜03年まで、ダカールで大使館医務官を務めていました。赤穂出身の現役隊員がおられるのですね。
当時も隊員のみなさんを官舎にお招きして面白いお話をうかがっていました。隊員連絡所の光景も懐かしいかぎりです。

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投稿:勝田吉彰 2015年08月09日

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