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ドミニカの絵本
2017年02月25日
『ひみつの足あと』○文/フーリア・アルバレス ○絵/ファビアン・ネグリン ○訳/神戸万知 ○岩波書店
1492年、コロンブスによってこれらの島々は発見されました。もともと住んでいた人たち(先住民といいます)と移り住んでくるスペイン人たちとは必ずしもうまくいかなかったと思われます。島の人々は多くのトラブルに巻き込まれ、島の奥へ逃げていったのでしょう。これらのことが、この絵本になったと思われます。
「そうとおくない、むかし、そうとおくない ある島に、シグアパという生きものがひっそりとすんでいました。」という書き出しで物語ははじまります。
シグアパは海中の洞穴に住み、夜になると陸地にあがり、食べ物をさがします。人間をおそろしい動物だと思っていましたが、あるときシグアパの少女が一人の人間の少年と出会い、いつしか心がひかれていきます。
この絵本を通して、西インド諸島の歴史の一端にふれ、すごく感動しました。カリブ海の島々に興味のある方は、ぜひ手にしてみてください。
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『ひみつの足あと』○文/フーリア・アルバレス○絵/ファビアン・ネグリン○訳/神戸万知○岩波書店
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。自宅車庫に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設し、4000冊を超える絵本を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。有年原434。Tel49・2089。
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掲載紙面(PDF):
2017年2月25日(2221号) 4面 (11,194,473byte)
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