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藻場再生へアマモ苗移植

2019年03月07日

  • 藻場の保全を願ってアマモ苗をダイバーに渡す児童

    藻場の保全を願ってアマモ苗をダイバーに渡す児童

 小魚やプランクトンの住処となる藻場の保全活動が御崎の大塚海岸で7日にあり、NPO「赤穂海っ子倶楽部」(三島正嗣理事長)がアマモの種子散布と幼苗の移植を行った。
 アマモは砂泥質の海底に群生する多年草で、産卵や稚魚の生息に適していることから“海のゆりかご”とも呼ばれる。同団体は地元の御崎小学校児童が容器で発芽させたアマモ苗を御崎沖に移植する活動を2007年度から続けている。
 今年度も同校3年生46人が2学期からアマモ種子の発芽に取り組んだ。この日、児童たちは自分が担当した飼育容器を一つずつ持って海岸へ。代表して齊木結衣さん(9)と山本真奈美さん(9)が「大切に育ててきたので、よろしくお願いします」と三島さんらスタッフに移植を託した。
 三島さんはウエットスーツで海へ入り、根付きそうな場所を選んで海底に苗を植え付けた。発芽しなかった種子も自然の中で芽を出すことを期待して一帯に散布した。
 三島さんによると、4年ほど前に直径30センチほどだった藻場は現在直径2メートルくらいまで範囲が広がり、さらに別の場所でも小さな藻場が複数できているという。「さらに移植を続ければ、藻場同士がひっついて、より大きなアマモ場が復活するのでは」と期待を込めた。


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コメント

 記事の中で、児童の名前を誤って表記しておりました。修正しました。誠に申し訳ありませんでした。

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投稿:赤穂民報 2019年03月11日


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