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忠臣蔵ファンの箏奏者 赤穂で万感ライブ

2020年02月08日

  • 多彩な音色で客席を魅了した箏演奏会

    多彩な音色で客席を魅了した箏演奏会

 プロ箏奏者によるライブ演奏会が8日、加里屋の加里屋まちづくり会館であり、愛知県豊橋市を拠点に活動する杉浦充(みつる)氏(50)=生田流箏曲「峰と海の会」主宰=が来穂。オリジナル曲をはじめジャズ、演歌など技巧を駆使した多彩な音色で客席を魅了した。
 「唯一無二」をテーマに国内外で演奏活動を展開する杉浦氏は昨年12月にオリジナルCDを発表。杉浦氏に学生時代に師事した新田のカイロプラクティック師、舘寛子さん(37)が「ぜひ先生の演奏を赤穂のみなさんに間近で聴いてほしい」と演奏会を企画し、約60人が来場した。
 「黒田節」「さくら」など9曲をスタンディングで独奏。ジャズの名曲「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」、演歌の「津軽海峡冬景色」は音程の広い二十絃箏で情感豊かに奏でた。F1ドライバー佐藤琢磨をイメージして作曲したという「疾風」は迫力あふれる弦の響きで聴衆を圧倒。舘さんと師弟による合奏も2曲披露した。
 杉浦氏は「子どものころから忠臣蔵の大ファン」で、2017年から3年連続で12月14日に東京・泉岳寺で献奏しているという。「きょうは万感の思いを込めました」と話し、客席から大きな拍手が送られた。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2020年2月22日号(2360号)4面 (7,147,262byte)


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