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塩屋で保存会が屋台飾り付け 伝統継承

2021年10月24日

  • 地元中学生が参加した大屋台の太鼓体験

    地元中学生が参加した大屋台の太鼓体験

  • 塩屋の屋台。手前が子供屋台で奥が大屋台

    塩屋の屋台。手前が子供屋台で奥が大屋台


 塩屋屋台保存会の格納庫がある塩屋東第6児童遊園で23日、祭り屋台の飾り付けがあり、会員約30人が大屋台1基と子供屋台3基を飾り付けた。

 コロナ下で各地の秋祭りが中止となり、塩屋荒神社の祭りも昨年に続いて開催が見送られた中、屋台文化の継承を目的に実施。会員らが擬宝珠や伊達綱などを決められた位置に取り付け、約5時間かけて完成させた。

 24日には今年の本宮で屋台の太鼓を打つ予定だった地元小・中学生たちが体験。本番用の衣装を着て大屋台の太鼓を打った中学3年、大饗海正(おおあえ・かいせい)君(15)=板屋町=は「祭りがなかったのは残念だけど、太鼓を体験できてうれしい」。幼いころから祭りを見て育ったという同級生の中村匠君(15)=塩屋=は「大人になったら屋台を担ぎたい」と話した。

 保存会の伊多義典会長は「若い子らが祭りに関心を持ってくれて頼もしい。来年は通常の祭りが開催できれば」と願った。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2021年10月30日号(2436号)2面 (6,555,227byte)


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