2008年06月16日
カワニナをビオトープに放す子どもたち
“ホタルの舞う里づくり”に向けてムードを高めようと15日、「有年西部カワニナまつり」が西有年地区で開かれ、幼稚園児らがホタルのエサになるカワニナをビオトープに放流した。
自治会員らで作る有年西部地域推進委員会(本田勝一会長)は昨夏、かつて浄水実験施設だった水路をビオトープに改造。近隣の水田で採集してきたカワニナを繁殖させるなど、ホタルの生育場所として整備を進めてきた。
この日は有年幼稚園の園児約20人が来場。大人たちが捕まえてきたカワニナ数百匹を「早く大きくなれ」と補充した。
今月10日に佐用町の「矢原山ホタルむら」から譲り受けたゲンジボタル約60匹が間もなく産卵し、来月中に孵化する見込み。8月に初めて幼虫をビオトープに放すことにしている。
「早く“カワニナまつり”から“ホタルまつり”に昇格したい」と本田会長。同幼稚園年長組の山手涼太朗君(6)は「ホタルが飛ぶのを早く見たいな」と待ちわびていた。
掲載紙面(PDF):
2008年6月21日(1800号)4面 (7,646,225byte)
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