赤穂民報｜新幹線５００

赤穂民報

新幹線５００（7月4日）

　東海道新幹線開業５０周年に合わせて昨年に刊行された写真集です。開業当時から現在まで新幹線の写真ばかり５００点集めた一冊です。
　私の次男が小学生のとき、東京で土曜日にあった講習会が終わって新幹線に飛び乗り、翌日の運動会に参加することができました。本当に「新幹線ありがとう！」と思いました。
　日本全国に新幹線が整備されていく反面、車社会で乗客が激減して経営が成り立たなくなったローカル線が廃止されることがあります。鉄道は沿線の人々の暮らしと深く関わっています。とても残念なことですが、地域の人々の汗や涙、喜びや悲しみまでも廃線とともに消えてしまいます。
　北陸新幹線開通で金沢や富山はとてもにぎわっています。東京への距離が近くなることが、これまで築き上げてきた北陸地方の文化にヒビが入らないかと気がかりです。
　日本全国の“東京文化”。赤穂のまちの文化は大丈夫ですよね？
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『新幹線５００』○写真／広田泉、広田尚敬○講談社