赤穂民報

落語で笑って感性磨こう(7月16日)

 日本伝統の話芸に触れる「上方落語鑑賞会」が城西町の城西小学校(前本茂之校長)でこのほどあり、6年生児童約65人がプロの高座を楽しんだ。
 演者一人が言葉と身振りで場面を演じる落語を通じて想像力を育もうと実施。上方落語協会にも所属している桂阿か枝(あかし)さんと笑福亭喬介さん、囃子方の勝正子さんら3人が来校した。
 阿か枝(あかし)さんは扇子を箸に見せたり、手ぬぐいで焼きいもを表現したりする技芸のコツを伝授。お囃子ワークショップでは、古典落語「皿屋敷」で幽霊のお菊が皿を数える演技に児童が挑戦。太鼓とドラで「ドロドロドロ〜」と鳴らす囃子も体験した。
 締めくくりに喬介さんが一席を披露。動物園に雇われてトラの皮をかぶって檻に入った男の顛末をユーモラスにみせる「動物園」で会場を笑わせた。
 「耳で聞いて頭の中で想像をふくらませる落語の楽しさを感じてもらえたのでは」と阿か枝さん。ワークショップでうどんをすする仕草を教わった守戸陸(もりと・りく)君(11)は「意外とお皿を持つ手の方が難しかった。落語家さんはすごい」と感心していた。

(技芸のコツも教わった出張落語鑑賞会)

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