赤穂民報

若奥さまたちが地元野菜を売り出し(9月5日)

 真殿地区で30歳代の主婦たちが週1回の朝市を開いている。「いらっしゃいませー」「ありがとうございましたー」。明るく愛想のよい声が売り場に彩りを添えている。
 毎週水曜日午前9時。真殿バス停近くの空き地に緑色のテントがちょこんと立つ。机の上にはトマト、ナス、カボチャなど、いずれも地域住民が菜園で栽培した採れたて野菜が並ぶ。
 兼業農家が多い同地区では作りすぎた野菜が余ってしまうこともしばしば。「もったいないから販売しては」との声は以前からあったものの、目立つのを恥ずかしがって実際に売る人はなかった。
 そこで立ち上がったのが地域に嫁いできた女性たち。竹本玉江さんら4人が「せっかく手間をかけて作ったのにもったいない」と売り子役を引き受け、今年4月に朝市「らくや」をオープン。春先のタケノコは一日で200本売るなど予想以上の売上げという。
 出品協力者の一人、竹内親幸さん(70)は毎回売り場に顔を出す。「もっといいものを作ろうという気持ちになる」と農作業に張り合いが出てきた。他の仲間からは「タケノコを特産品として売り出そう」という前向きな声も上がり始めている。
 「野菜を保存するコツを教えてくれるとか、お客さんとの会話が楽しい」と竹本さん。大阪から嫁いできた釜増美菜子さんは「地域の人たちと話す機会が増えた」。商店はおろか自動販売機すらない地域にあって、朝市が小さなにぎわいをもたらしている。
 「形や大きさはまちまちだけど、味と鮮度はまかせて」とメンバー。「これから黒大豆枝豆やサトイモなど秋野菜のおいしい季節。ぜひ立ち寄って」と話している。
 朝市「らくや」は高雄トンネルから北約1・6キロ。開店日を知らせる手作り看板が目印。

(朝市「らくや」を運営している売り子と生産者のみなさん。店名は方言から取った。)

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