赤穂民報
赤穂出身ダンサーが「忠臣蔵」主演(10月7日)
ロックダンスやアクロバットをメーンに忠臣蔵のストーリーを演じるエンターテインメント活劇「AKOU−ROUSHI」が10月24日(土)・25日(日)、大阪市内の劇場で上演される。
赤穂出身のダンサー、銀次郎が主演のほかプロデュースと振付も担当。「大石内蔵助役をさせてもらえるのは赤穂人にとって誇り。自分のベストをみせる」と意気込んでいる。
2年前に国内最大のストリートダンス・コンテスト「ジャパン・ダンス・ディライト」に出場。昨年10月、ダンスをベースにしたエンターテインメント集団「GEE・DANCE COMPANY」を自ら中心となって立ち上げた。
「大阪をエンターテインメントの首都に」と若手パフォーマーの発掘に力を入れている吉本興業傘下の芸能プロダクション「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」がバックアップ。今年8月の旗揚げ公演はミステリー・コメディ劇を演じ、満席の観客から喝采を浴びた。
本公演は出演者をオーディションで選考するなど1年がかりで準備してきた期待作。旗揚げ公演に続き、同エージェンシー所属の人気作家が脚本・演出を担当する。ダンスを軸にボーカル、コメディを織り交ぜながらスピーディーに展開。討ち入りの場面での圧巻のダンスが一番の見せ場だという。
役作りのために元禄赤穂事件や忠臣蔵の関連書籍を読んだという銀次郎。「強い芯があり、仲間を大事にする人」と内蔵助の人物像に思いを馳せる。今回の出演者は全員男性で、「迫力のある、熱いステージに仕上げたい」と本番へ向けて稽古に励んでいる。
同市天王寺区の「一心寺シアター倶楽」(JR・地下鉄各線「天王寺駅」より徒歩8分)で24日は午後7時、25日は午前11時と午後3時に開演。全席自由で3500円(当日4000円)。問い合わせはTel06・6644・6839(アカルプロジェクト)。
なお、本公演には銀次郎と同じ赤穂のダンス・スタジオ出身者も出演する。
▽山本貴仁▽浅木仁▽浅野尚之▽北波亮丞▽山下啄矢
(自らプロデュースと振付も担当した「AKOU−ROUSHI」に主演する赤穂出身のダンサー、銀次郎)
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