赤穂民報

ドイツの名作絵本(11月21日)

 ミヒャエル・エンデという作家による、ドイツでは誰もが知っているユーモラスな動物寓話の絵本が手に入りました。
 アフリカのサバンナに、ものすごく乱暴で、誰の言うことにも耳を貸さない大きくて強いサイがいました。
 他の動物たちは困り果て、なんとかして優しいサイになってもらえる方法はないものかと話し合いましたが、名案はなかなか思い浮かびません。百獣の王といわれるライオンの家族さえ、サイのいない所へ引っ越してしまいました。
 誰もいなくなった草原。サイは自らを称えて銅像になることを思い立ちます。一体、サイはどうなるのでしょうか。
 これは、動物たちの世界の話ではありません。まさに人間の世界のことなのです。人間は、どう生きるのが一番大切なのか。この絵本を読み返して考えてください。
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 『はだかのサイ』○作/ミヒャエル・エンデ○絵/ヨッヘン・シュトゥーアマン○訳/佐々木田鶴子○フレーベル館

(『はだかのサイ』 ○作/ミヒャエル・エンデ ○絵/ヨッヘン・シュトゥーアマン ○訳/佐々木田鶴子 ○フレーベル館)

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