赤穂民報
未来をひらく絵本(2月20日)
この30年近く、柳田邦男氏の著書を何度も手にし、彼の推薦する絵本を何十冊も買い求めました。「生」や「命」をテーマにした作品が多く、私も、何度か悲しい体験をしただけに、余計に心ひかれるのかもしれません。
この絵本は、ある日突然、事故で両親をなくした幼い3人きょうだいの物語です。主人公の7歳の少女は妹、弟と離ればなれに暮らすことになりますが、周囲の人たちのあたたかい助けで生きる力が芽生えてきます。
柳田邦男氏は
「つらい思いをかかえる子たち、自分を肯定できない子たち、孤独に悩む子たちに、この本を届けたい。」と書いています。
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『でも、わたし生きていくわ』○作/コレット・ニース=マズール○絵/エステル・メーンス○訳・柳田邦男○文溪堂
(『でも、わたし生きていくわ』 ○作/コレット・ニース=マズール ○絵/エステル・メーンス ○訳・柳田邦男 ○文溪堂)
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