赤穂民報

史跡説明板、新たに3カ所設置(2月26日)

 まちづくり団体「尾崎のまちを考える会」(目木敏明会長)は赤穂八幡宮、宝専寺など3カ所に歴史的な由来などを記述した説明板をこのほど設置した。
 地域の歴史にゆかりのあるスポットを次世代に伝承しようと、兵庫県の「地域づくり活動助成金」を活用して説明板を製作。会員と市職員の計十数人がボランティアで取り付けた。
 赤穂城明け渡し後に大石内蔵助の仮住まいだったことで知られる「おせど」跡には形が牛と馬に似ていることから呼び名がついた「牛石・馬石」に関する説明板を建てた。江戸時代に島津侯から浅野侯へ贈られた薩摩石で、明治維新後に赤穂城本丸から現在地に移設されたとされる伝承を子どもにも読みやすい振り仮名付きで表記している。
 前年度も「宝崎神社ノット岩」「尾崎村道路元標」「三本松」の3史跡に設置しており、全部で6カ所となった。同会は今後、各所を巡るクイズラリーの用紙を5000部印刷し、尾崎地区に全戸配布するほか観光客にも提供できるように観光案内所にも備える。
 目木会長によると、説明板を設置する候補地はまだ10カ所以上あるといい、「引き続き整備に取り組みたい」と話している。

(名所旧跡の説明板を設置した「尾崎のまちを考える会」のみなさん)

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