赤穂民報

有年っ子に鈴のお守りプレゼント(3月4日)

 有年地区の子どもたちに渡してほしいと、匿名の送り主から鈴のミニストラップが多数入った封筒がPTA会長宅に郵送で届いた。「鈴は悪いものや心を遠ざけてくれます」とメッセージがあり、子どもたちの健やかな成長を願ったプレゼントと思われる。
 封筒は2月26日、有年中学校PTA会長の佐伯敦さん(45)宅にレターパックで届いた。中を開けると、青や黄、ピンクなど色とりどりの鈴(直径約5ミリ)がたくさん。数えると全部で165個あった。
 手紙は入っていなかったが、封筒の裏面にマジックで「有年の子どもが元気にすごして子どもたちに悪いことが近づかないよう作りました」などと書かれていた。この文面からすると、鈴とひもを材料に手作りしたストラップのようだ。
 メッセージには中学生と小学生、幼稚園の子どもたちに渡してほしいとの旨があり、佐伯さんは地区内の5校園に分配した。
 有年幼稚園では1日、川崎克子園長が送り主のメッセージを紹介してから園児一人一人に鈴を手渡した。子どもたちが鈴を振ると、チリンチリンと可憐な音が響いた。年長組の平尾真佑子ちゃん(6)は「小学校に入ったらランドセルに付けたいな」。
 2年前にも有年中学校へ鈴のストラップと花の種が贈られてきたことがあり、学校の話では今回と筆跡が同じだという。佐伯さんは「どなたかはわかりませんが、有年っ子を支えてくれている人がいらっしゃることがありがたい」と感謝。「子どもたちには、この気持ちを受け止めて、素直でまっすぐに育ってほしい」と願っていた。

(「有年の子どもたちへ」と匿名の送り主から届いた鈴ストラップ)

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