赤穂民報

女子中学生の善行に感心しました(3月24日)

 「ぜひ聞いてほしいことがあるのです」と連絡してくれたのは加里屋の主婦(40)のOさん。
 Oさんは3月4日午後5時15分ごろ、中広交差点から千鳥方面へ続く加里屋川沿いで犬の散歩中、道路上に古新聞が散乱しているのを見かけた。
 すると、そこに通りがかったセーラー服の女子生徒が歩道から車道に降り、散らばっている新聞紙を一枚一枚拾い集め始めた。行き交う車が途切れるタイミングを見計らって何度も道路を横断する女子生徒。感激したOさんが、そばに駈け寄って「拾ってくれてありがとう」と言葉を掛けると、女子生徒は「大丈夫です」と会釈し、すべて回収して折りたたんだ新聞紙の束を手に、そのまま歩き去ったという。
 スカーフの色から赤穂中の生徒と思われる。Oさんは「時間帯からして下校途中だったのではないでしょうか。見て見ぬふりをせず、誰から言われることもなく自主的にごみを拾った清らかさに心を打たれました」と話し、「女の子のおかげで心が温かくなりました」と感じ入っていた。

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