赤穂民報

力合わせてヨイショ 鯉のぼり竿立式(4月24日)

 端午の節句を前に大町のもみじ公園で23日、鯉のぼりの竿立式があり、地区住民約40人が参加。大人から子どもまでが力を合わせてロープを引っ張り、天高く支柱を立ち上げた。
 「子どもたちが元気に育ってくれるように」と、平成2年に地区の老人会の発案で始まり、毎年欠かさず続けてきた自治会行事という。支柱はヒノキ材で高さ13・4メートル。先端に矢車飾りが付いている。
 ここ10年ほどの竿立式はクレーンを使っていたが、今年は住民みんなで綱を引いて立ち上げる方法を復活させた。1回目はロープが切れるハプニングもあったが、2回目で成功。さっそく吹き流し1本と真鯉のぼり8本を取り付け、乾杯して祝った。
 5月27日まで雨天を除き朝7時から夕方6時ごろまで掲揚する。大町自治会(149世帯)の勝田三好会長(65)は「竿立式は大町で新年度の始まりとなる行事。今年もできて良かった」と話し、「子どもたちには、すくすく育ってほしいです」と願った。

(大町自治会が毎年掲揚する鯉のぼり。ロープを横に渡して記念撮影)

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