赤穂民報

夢みるこどもたち(5月21日)

 イランの子どもたちの夢をテーマにした絵本です。
 5つの物語で構成されており、どれも民族的で美しくメルヘンチックな絵に、まるで詩ではないかと思われる文がそえられています。イランの子どもたちは、今、何をして遊んでいるのだろうか、という思いをいだかせる絵本です。
 私の子ども時代は戦中戦後で本当に貧しい時代でしたが、必死になって夢を追い続けていました。以前、新聞で「夢がもてなくなった子どもたちがふえている」という悲しい記事を目にしましたが、一人でも多くの子どもたちの目が夢にむかって輝いてくれることを願わずにはいられません。
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 『夢みるこどもたち』○文・絵/レザ・ラバサニ○訳/西岡直樹○かたつむり文庫(蝸牛社)

(『夢みるこどもたち』 ○文・絵/レザ・ラバサニ ○訳/西岡直樹 ○かたつむり文庫(蝸牛社))

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