赤穂民報
夏の夜のファンタジー(7月23日)
「さわやかな なつの よるです。こおろぎが ころころ、かえるは けろけろ ないています」という書出しではじまる絵本。皆さんはどんなドラマを想像しますか?
おかあさんがお話の本を読んでくれているうちに眠りについた少女が、夢のなかで星の子どもと夏の夜を散歩するという物語です。
スペインのマドリード生まれの著者は、この物語で何を伝えようとしたのでしょう。
子どもの夢は、おかあさんの読んでくれる絵本によってふくらむのですよ。「いろんな本を読んでやってください」と言っているようにも思われました。
子どものほんとうのしあわせとは何かを教えられたような絵本でした。
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『ほしのこのひみつ』○作/アルカディオ・ロバト○訳/若林ひとみ○フレーベル館
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」で4000冊を超える蔵書を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。有年原434。Tel49・2089。
(『ほしのこのひみつ』 ○作/アルカディオ・ロバト ○訳/若林ひとみ ○フレーベル館)
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