赤穂民報

いなかのねずみ(12月3日)

 今日の私たちのくらしは、都会と田舎の地域格差がひろがり、さらに東京一極集中があらわになっています。
 こうした課題を解決するヒントが、この絵本に描かれている「いなかのねずみ」のくらしぶりにかくされているように思いました。町のくらしにあこがれる前に、何かなすべきことがあるように思われます。
 私も若い時、町にあこがれをいだきました。この絵本を読みながら、自分自身の人生を振り返り、改めていなかでのくらしのあり方を考えることができました。
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 『町のねずみといなかのねずみ』○再話・絵/ヘレン・グレイグ○訳/清水奈緒子○セーラー出版
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 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約4000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089。

(『町のねずみといなかのねずみ』 ○再話・絵/ヘレン・グレイグ ○訳/清水奈緒子 ○セーラー出版)

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