赤穂民報

名優勢揃い 忠臣蔵の役者絵展(12月7日)

 映画やドラマなど歴代の忠臣蔵作品を彩った名優たちの似顔絵イラスト展が中広の赤穂市立図書館で7日から始まった。キャラクターや特徴をとらえたユニークな作品の数々が来館者の目を楽しませている。
 忠臣蔵をテーマにした絵本やグッズデザインなど多様なコンテンツを手掛け、赤穂観光大使でもあるイラストレーター、もりいくすおさん(51)=東京都港区=が描いた役者絵をB5判からA0判までのサイズで展示。無声映画『実録忠臣蔵』で大石内蔵助を演じた日本映画草創期の大スター、尾上松之助から現在放送中の『忠臣蔵の恋』で主演の武井咲まで124人をほぼ年代順に並べている。
 「映画やドラマを見るうちに忠臣蔵の魅力にはまった」というもりいさんは、これまでに歌舞伎、コントなども含めて200を超える「忠臣蔵もの」を鑑賞。“はまり役”と感じた役者や個性が際立っているキャストの似顔絵を8年ほど前から描き続けている。
 その役柄にとって最も印象的なシーンを厳選。「どの登場人物にも見せ場があるのが忠臣蔵」と主役級だけでなく脇役も多く描く。もりいさんは「その映画やドラマを実際に見た人には懐かしく感じてもらえるのでは。忠臣蔵を知らない人にも興味を持つきっかけになればうれしい」と話している。
 もりいさんが制作した『早わかり忠臣蔵絵本』の原画、堀部安兵衛の生涯を連作に描いた『安兵衛真観』なども紹介。忠臣蔵短編アニメの上映コーナーもある。
 12月14日(水)まで1階ギャラリーで午前10時〜午後6時(最終日は4時まで)。月曜休館。11日(日)午後1時半からの記念講演会は、もりいさん自身が作品解説を通して忠臣蔵の魅力を語る。先着50人を受付中。Tel43・0275。

(名優たちの役者絵が並ぶ「忠臣蔵イラスト展」と作者のもりいくすおさん)

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