赤穂民報

有年中に交通安全優良学校表彰(1月28日)

 交通安全教育と事故防止に顕著な功績があったとして、有年中学校(色波亨校長)に全日本交通安全協会から「交通安全優良学校表彰」がこのほど贈られた。
 同校は交通量の多い国道2号が校区を東西に貫き、生徒の約8割が自転車通学。生徒有志の「学校防犯対策委員会」が週1回の全校生徒集会で交通安全を呼び掛け、ヘルメットだけでなくライトに反射する夜光タスキも常に全員が着用しているという。
 平成22年からは生徒一人一人が手作りした交通安全グッズをドライバーに配布する街頭キャンペーンを毎年実施。また、同じ年には生徒が戦隊ヒーローに扮して寸劇で事故や犯罪の予防を訴える「マモルンジャー」の取り組みも始め、学校外にも交通安全意識を広めている。
 今年度の学校防犯対策委員長を務める松尾祐哉君(15)=3年=は「取り組みを始めて続けて来た先輩方のおかげ」と感謝し、「活動することで自分たちの交通安全への意識も高まった」と効果を話した。色波校長は「生徒の自主的な取り組みが評価されたことがありがたい。学校の伝統として今後も引き継いでいきたい」と表彰を喜んだ。
 表彰式は今月20日に東京都内で開催された「第57回交通安全国民運動中央大会」で行われ、全国52校が表彰を受けた。赤穂市内の学校が表彰されたのは初めて。

(有年中学校に贈られた「交通安全優良学校表彰」)

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