赤穂民報

義士ゆかりの寺で熱演 忠臣蔵講談(3月13日)

 浅野内匠頭の命日を翌日に控えた13日、赤穂浅野家の菩提寺、加里屋の花岳寺(片山元道住職)で奉納講談会があり、本堂で忠臣蔵にまつわる演目6本を上演。張り扇を小気味よく叩きながら語る熱演に約30人が聴き入った。
 12月の「忠臣蔵ウイーク」でも毎年同寺で忠臣蔵講談を奉納している若林鶴雲さん(67)=東京都狛江市=が代表幹事を務めるアマチュア講談勉強会「講談親睦会(こうだんむつみかい)」から6人が来穂。刃傷に及んだ浅野内匠頭を抱き留めた旗本の後日談「梶川与惣兵衛の屏風廻し」、寺坂吉右衛門が大石内蔵助の妻りくへ討ち入りを報告する「忠臣義士二度目の清書」などを一人1席ずつ演じた。
 同会によると、事前にオーディションを行い、出演者を選抜したという。自身も大の忠臣蔵ファンという若林さんは「義士ゆかりの地ということで張り切りました」と、よく通る声で自作講談「弓の名人 早水藤左衛門満尭」を上演した。
 夫婦で来場した目坂の今仲巖さん(75)は「初めて講談を聴きましたが語りのリズムが良く、楽しめました」と感想を話した。

(忠臣蔵にまつわる演目が披露された奉納講談会)

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