赤穂民報

境内に雅楽の調べ 歴史偲ぶ(3月19日)

 能楽・雅楽の祖とされる秦河勝を祭神とする坂越の大避神社で19日、「日本伝統文化の宴」が開催された。能楽教室の子どもたちによる囃子や雅楽同好会の管絃演奏などが披露され、郷土の歴史を偲んだ。
 坂越地区で毎年文化イベントを実施している市民グループ「AKOたそがれステージ実行委員会」が地域の歴史や伝統芸能の良さを知ってもらおうと主催。天候にも恵まれ、子どもたちがヒップホップダンスを踊った第1部を含めて観客約500人が来場した。
 夕方に始まった第2部は能楽同好会「弥栄会」が謡曲「高砂」を奉納して開幕。坂越盆踊り保存会、坂越鳥井町曳きとんどお囃子といった地元の伝統芸能や法螺貝の演奏が続いた。
 最後は赤穂雅楽同好会の11人が笙や琵琶、鉦鼓などの和楽器で「五常楽急」「越殿楽」など4曲を演奏。夕暮れ迫る境内に荘厳な音色を響かせた。一年半ほど前に東京から坂越に移住した小川郁夫さん(75)は妻弘子さん(71)と夫婦で鑑賞。「すばらしい行事でした。大避神社の由来は話には聞いていましたが、坂越の歴史の奥深さを感じました」と話した。

(雅楽の祖・秦河勝をまつる大避神社で行われた「日本伝統文化の宴」)

カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ

読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり

取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針

赤穂民報社
analyzer