赤穂民報

はじまりの日(4月1日)

 「はじまりの日」というタイトルにひかれて絵本を手に入れました。
 絵本の帯には次のように書かれています。
 「名曲『フォーエバー・ヤング』の絵本! ボブ・ディランの半世紀の道を一緒にたどってみませんか? アメリカ生まれの詩人アーサー・ビナードによる歌える日本語訳!」と。
 ボブ・ディラン氏は昨年ノーベル文学賞を受賞して話題になりましたが、私はこの絵本を読むまで知りませんでした。「フォーエバー・ヤング」という曲も知りません。それにもめげずに、ページをめくってみました。
 “オタマジャクシ”がぜんぜんわからない私ですが、何回も読んでいるうちに、なんだか「フォーエバー・ヤング」の曲が少しわかりはじめ、ボブ・ディランという人がどんな人物なのかわかりかけてきました。
 この曲を何度も何度も聞きながら絵本の絵をかいたというポール・ロジャースの気持ちがわかるような気がします。
 機会をみつけて、「フォーエバー・ヤング」を聞いてみたいと思ってみます。ロックファンの人には必見の一冊です。
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 『はじまりの日』○作/ボブ・ディラン○絵/ポール・ロジャース○訳/アーサー・ビナード○岩崎書店
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 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。自宅車庫に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設し、4000冊を超える絵本を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。有年原434。Tel49・2089。

(『はじまりの日』 ○作/ボブ・ディラン ○絵/ポール・ロジャース ○訳/アーサー・ビナード ○岩崎書店)

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