赤穂民報

真の「勇気」とは(4月8日)

 今回は2冊の絵本を紹介しましょう。
 一冊目はチェコの絵本で、とても臆病なトラの男の子が主人公です。ちびとらちゃんは勇気を探す旅に出ますが、失敗ばかりでうまくいきません。そんな中、お母さんトラが病気になり、真夜中に医者を呼びに行くことになるというストーリーです。
 もう一冊は、アフリカの牛飼いをしている青年の物語です。村の祭りの日、青年たちは勇気があることを示すために危険なライオン狩りに挑みます。青年が遭遇したライオンは年老い、傷ついていました。そのとき、彼がとった行動とは。
 二冊に共通するテーマは「勇気」です。二冊目の絵本は、とりわけ中学生の男の子にぜひ読んでほしい作品です。
   * * *
 『ちびとらちゃん』○絵/ヨゼフ・パレチェク○文/リブシェ・パレチコヴァー○訳/木村有子○アットアームズ
 『ヤクーバとライオンI勇気』○作/ティエリー・デデュー○訳/柳田邦男○講談社
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 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。自宅車庫に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設し、4000冊を超える絵本を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。有年原434。Tel49・2089。

(『ちびとらちゃん』 ○絵/ヨゼフ・パレチェク ○文/リブシェ・パレチコヴァー ○訳/木村有子 ○アットアームズ)

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