赤穂民報
「赤穂のために」人力車寄贈(4月20日)
赤穂市内に別荘を持つ大阪府在住の篤志家が、「大好きな赤穂の観光活性化などに役立ててもらえれば」と人力車2台をまちづくり団体に寄贈。20日、上仮屋の赤穂大石神社で安全祈願祭を行った。
人力車を寄贈したのは箕面市の建設土木会社社長、恒川宮子さん(76)。40年ほど前に初めて訪れた赤穂の美しい景色にひかれて以来、何度も通うようになり、「将来は移住したい」と別荘も購入。赤穂市へ多額の「ふるさと寄付金」を続けている。
寄贈した人力車は全長約2・7メートル、幅約1・4メートル、高さ約2・2メートル。東有年の金属加工会社「アコオ機工」がアルミを素材に製作した特注品で座席背面には大石家の家紋の「二つ巴」を真ちゅうであしらっている。
当面はお城通りの赤穂情報物産館と坂越地区に1台ずつ配備し、観光客の記念写真撮影に活用する予定。恒川さんは「赤穂の町並みには人力車がよく似合う。役立てばうれしいです」と話している。
(篤志家から寄贈されたアルミ製人力車)
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