赤穂民報

「秦河勝の墳墓」伝承の生島を見学(5月28日)

 坂越湾に浮かぶ生島で28日、史跡探訪会があり、赤穂ゆかりの渡来人、秦河勝の墳墓と伝えられる円墳を見学した。
 昨年11月に秦氏ゆかりの神社を訪ねる史跡探訪会を開いた歴史研究グループ「秦氏を学ぶ会」が第2弾として企画。市内外の歴史ファン53人が参加した。
 生島は周囲約1・6キロの無人島で、希少な植物群落が国の天然記念物に指定されている。河勝を祭神とする大避神社の神域で普段は人の出入りが禁じられている。
 この日は漁船2隻のピストン輸送で島へ渡航。かつて船乗りが飲用した井戸が残る山道を80メートルほど登り、円墳がある西端山頂に到達した。墳墓はしめ縄を渡した石柱の奥に小山のようにあり、参加者らは滅多に見ることのできない史跡を前に歴史ロマンに浸った。
 地元育ちの主婦、大田直子さん(58)は生島に渡ったのは初めて。「一度行ってみたいと思っていました。もっとこの島の歴史を学びたいです」と関心を深めた。

(秦河勝の墳墓と伝えられる史跡を見学した探訪会)

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