赤穂民報
振動で音楽感じて 17日にコンサート(6月12日)
音を振動に変換する特殊なスピーカーで、耳が聞こえない人にも音楽を体感してもらおうというコンサートが6月17日(土)、加里屋まちづくり会館で開かれる。
岩手県盛岡市の音響機器メーカー、エンサウンド社が開発した「抱っこスピーカー」を用意。柔らかい布で覆われた円筒状(長さ約40センチ、直径約13センチ)で、音の高低や強弱が振動に変換される仕組み。リズムや旋律がダイレクトに体に伝わる。
バンド活動でギターを演奏している三島正嗣さん(53)=加里屋中洲=が「聴覚に障害がある人にも音楽の楽しさを伝えたい」と企画。賛同した音楽仲間が集まった。当日は「抱っこスピーカー」が音をどういった振動に変換するのかデモンストレーションし、「世界に一つだけの花」「未来へ」などを演奏する。
45分間程度のステージを午後1時、同4時、同7時の3回催す。手話通訳あり。一人300円の寄付を募る(スピーカーレンタル費の必要額に達した時点で終了)。
問い合わせは三島さんTel090・8207・8950。各回とも抱っこスピーカーは10台あり、メール(blue-fish@ares.eonet.ne.jp)でも予約を受け付ける。QRコードからも申し込める。
(コンサートへ向けて行われたリハーサル)
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