赤穂民報
3年目の市長懇談会がスタート(6月15日)
赤穂市政について市長ら幹部職員が市民の声を直接広聴する「まちづくり市長懇談会」が14日、加里屋の商工会館であり、赤穂商工会議所青年部と意見交換した。
「対話を通じて情報収集し、施策に反映する」とした明石元秀市長の公約に基づく取り組みで3年目。これまでは、まちづくり協議会を対象に実施していたが、今年度は働く世代や子育て世代、若者を中心とする団体にも呼び掛け、計9団体との懇談会を計画している。
今年度最初の懇談会となったこの日の会合には市長と児嶋佳文副市長、尾上慶昌教育長の三役と部課長など12人が出席。商議所青年部からは会員14人が参加した。
懇談のテーマは「中小企業の経済活動と新規事業者誘致について」。永石一彦・地域活性化推進担当部長が中小企業支援や企業誘致、定住促進などの市の施策を説明。青年部メンバーから「市のホームページで施策情報を見つけやすいように改善してほしい」「移住してきた人に継続してアンケートを取って定住支援施策に反映するとよいのでは」などといった要望や提案があり、市側が「検討したい」と応じた。
テーマ以外についても自由に話し合う時間もあり、高取峠トンネル早期実現や忠臣蔵大河ドラマ誘致、津波避難訓練のあり方や御崎海岸線の土日二輪車通行規制解除、野良猫対策など、予定した終了時刻を40分以上超えて幅広い分野で懇談。総括した明石市長は「いろいろな視点で意見をいただき、ありがたい。今後も政策的な提言もしてほしい」と述べた。
事前に市政施策を勉強して懇談会に臨んだという商議所青年部の福浦真介会長(35)は「直接話し合ったことで、ホームページや資料を見るよりも施策の方向性や方針が理解できた。青年部として、これからも市政に関心を持ちたい」と話した。
「まちづくり市長懇談会」は一般の参加も可。申し込み不要で直接会場に行けばよい。開催予定は次のとおり。
▽7月14日(金)=連合兵庫西播地協赤穂地区連絡会(シルバー人材センター、18時)働き続けるための支援策他
▽7月24日(月)=赤穂市PTA連合会(市役所204会議室、19時半)生徒間の教育格差について他
▽8月25日(金)=城西地区まちづくり連絡協議会(城西公民館、19時)公園等の有効活用について他
▽8月28日(月)=赤穂高校(同校同窓会館、15時)赤穂市の未来について
▽9月2日(土)=御崎地区まちづくり推進協議会(御崎公民館、19時半)あこう元禄しお回廊について
▽日程調整中=関西福祉大学、赤穂青年会議所、有年地区まちづくり推進協議会
(今年度最初の会合が行われた「まちづくり市長懇談会」)
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