赤穂民報｜塩屋荒神社奉献俳句の特選句

赤穂民報

塩屋荒神社奉献俳句の特選句（7月7日）

　塩屋荒神社（大嶋芬宮司）が境内神社夏祭り（７月１５日）に向けて作品を公募した奉献俳句の特選句がこのほど発表された。
　上仮屋南のホトトギス同人、片山青芝さん（８５）が選句。入選句と合わせて１４日（金）から行灯に毛筆して境内に掲示される。
　特選句は次のとおり。

▽紫陽花が一雨ごとに太りけり　　　　　佐竹　美香
▽青田風吹き渡りゆく千枚田　　　　　　釣　　豊子
▽緑陰の背中合はせに掛ける石　　　　　山谷　友子
▽結ひたての朝の茅の輪の匂い立つ　　　矢野　君子
▽亡き母の野良着は絣花卯木　　　　　　戸部美智代
▽権現の池のほとりや蝌蚪生るる　　　　奥田美恵子
▽河鹿鳴く峡に生活の煙立つ　　　　　　柳田　美鈴
▽残鶯の声澄みわたる別荘地　　　　　　齊江　直興
▽四方山の万緑迫る鄙暮し　　　　　　　釜谷ゆき子
▽心太昭和の味を懐かしむ　　　　　　　嶋田エイ子