赤穂民報

アメリカの一茶の絵本(8月5日)

 松尾芭蕉、与謝蕪村、そして小林一茶(弥太郎)は3人ともすぐれた俳人ですが、最も庶民に好かれているのは一茶でしょう。
 この絵本はアメリカから日本に留学したマシュー・ゴラブさんが一茶の俳句に引かれ、アメリカの子どもたち向けに出版したものです。一茶の句は毛筆体で書かれ、そこに英訳の3行をつけています。
 絵はカズコ・G・ストーンさん。日本の風景や生き物を細やかな美しさで表現しており、一茶の俳句に魅力を加えています。
 文化の交流とは、小林一茶の俳句を英訳するだけでなく、その内に秘められた思いを伝えることに関わっているのです。
 アメリカの子どもたちの声に触れてみたいものです。
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 『蛙となれよ冷し瓜 一茶の人生と俳句』○文/マシュー・ゴラブ○絵/カズコ・G・ストーン○訳/脇明子○岩波書店

(『蛙となれよ冷し瓜 一茶の人生と俳句』 ○文/マシュー・ゴラブ ○絵/カズコ・G・ストーン ○訳/脇明子 ○岩波書店)

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