赤穂民報

龍野高放送部 赤穂出身3人が活躍(8月21日)

 第64回NHK杯全国高校放送コンテスト(7月24〜27日、NHKホールなど)の創作ラジオドラマ部門で元塩町の真殿倫世(ともよ)さん(18)が制作統括した「10分間彼氏」が準優勝に輝いた。
 尾崎の松本彩さん(16)は同コンテストに朗読部門で出場。また、さつき町の有年梨沙子さん(18)は高校野球兵庫県大会の開会式で司会を務めた。3人はいずれも龍野高校の放送部員。日頃の頑張りが成果に結びついた。
 創作ラジオドラマ部門には全国743作品の応募があり、都道府県予選を通過した98作品が全国大会へ進んだ。真殿さんの受賞作は、「一日10分までなら無料で男性と会話できる」という架空のスマホアプリを題材にしたフィクション。時間を延長するために課金地獄へはまっていく女子高生をシュールに描いた。
 真殿さんは脚本からキャスティング、演出までトータルで担当。パソコンの不調で二度も音源データを失うトラブルにもめげず作品を完成させたという。「絶対に優勝できる、と思っていたので表彰式は悔しくて泣きました。でも、今は晴れやか。協力してくれたみんなへの感謝でいっぱいです」と笑顔を見せた。
 有年さんは6月の県大会アナウンス部門で5位。その実績で司会の大役を任された。「もともと声が低いので、よく響くように声を張りました。裏返ってしまったところもあったけど、今しか経験できない一生の思い出になりました」。
 3年生の真殿さんと有年さんはこれで放送部は引退となる。真殿さんは「これまでで一番輝けた」とこの夏を振り返り、有年さんもうなずいた。一学年後輩の松本さんは「先輩の活躍を引き継げるように頑張ります」と受け止めた。
 真殿さんが制作したラジオドラマは8月28日(月)午前10時からNHK−FM「ティーンズラジオ2017」の中で放送される。

(この夏の活躍が目立った龍野高校放送部の=右から=真殿倫世さん、有年梨沙子さん、松本彩さん)

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