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全日本jrクラシックで上位目指す(9月9日)

 自由曲で競う「第33回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール」に尾崎の立花咲乃さん(12)=尾崎小6年=がピアノ部門・小学生高学年の部で出場する。5年生で初出場した昨年は奨励賞を受賞。さらに上位入賞の期待が高まる。
 立花さんの演奏曲はメンデルスゾーンの「ロンド カプリチオーソ」。指導する寺村久美子さん(58)によれば、「テクニックが必要で小学生には難しい曲」だが、「熱心な練習ぶりを見ていて、さきちゃんなら、きっと弾きこなせる」(寺村さん)と今年1月に楽譜を渡したという。
 7月に岡山であった選考会は「いつもより弾けてる」と自分でも感じたほど抜群の演奏だった。審査員の評価も「音色の変化が見事」「細やかな練習の成果が発揮されていた」などと高く、特にすぐれた演奏者に贈られる金賞を授与された。全国各地の選考会で同部門の通過者は計55人。そのうち金賞は立花さん一人だった。
 演奏曲について「いろんな表情のある曲で、弾いていて楽しい」と話す立花さん。全国大会(9月18日、東京都内)に向け、「自分らしい演奏をしたい」と意欲を高めている。

(昨年に続いて全日本ジュニアクラシック音楽コンクールに出場する立花咲乃さん)

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