赤穂民報

5地区の獅子舞競演 市伝統文化祭(9月24日)

 地域伝統文化継承の機運を高めようと、第1回赤穂市伝統文化祭が24日、中広の市文化会館ハーモニーホールであり、上浜市、新田居村など市内5地区の獅子舞が特色ある技芸で競演した。
 市教委によると、市内では現在25地区で獅子舞が伝承されている。兵庫県内でも獅子舞の盛んな地域として知られるが、少子高齢化や人口減少などで担い手不足が深刻化。文化祭は地域伝統文化保存事業の一環で今年度から5年連続で開催する計画だ。
 この日、会場の小ホールは延べ約700人が来場し、立ち見があふれるほどの盛況。西有年獅子舞保存会は肩車された獅子が片足を上げて傘をくぐらせる「昇肩」で見せ場を作り、中広獅子舞は雌雄の獅子が舞台から降りて客席に近づき観客を沸かせた。
 今年で設立35周年の周世獅子舞保存会は「みちびき」「しおかた」など6曲を披露。取りまとめ役の「紋付」を務めた尾崎治男さん(61)は「節目の年に良い記念になった。今後の継承につなげたい」と語った。
 子ども3人を連れて夫婦で鑑賞した中広の杉谷寿弥さん(30)・千夏子さん(31)は「獅子は細かな仕草もあって本当の生き物みたいに見えました。一生懸命に演じている姿に感動しました」と舞台に拍手を送った。

(市内5地区の獅子舞が披露された市伝統文化祭)

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