赤穂民報

ロッキングハムで喜びの再会(11月25日)

 姉妹都市提携20周年記念事業の市民訪問団の一員として豪州・ロッキングハム市を訪れた尾崎の頭巾明星(あきほ)さん(23)=神戸市外国語大学4回生=が、かつてホームステイ交流で来穂した女性と8年ぶりに現地で再会。偶然が重なった結果の対面だったといい、「まさか会えると思っていなかったので、本当にうれしい」と喜びを語っている。
 頭巾さんは中3のとき、ロッキングハム市の高校生が赤穂市内にホームステイした交流事業の受け入れ先となり、当時コルベ高校の1年生だったシャネン・セルダンさんと数日間ともに過ごした。当時は互いにインターネットなどの手軽な通信手段を持たず、その後に連絡を取り合うことはなかったものの、頭巾さんにとって「忘れられない思い出」であり、英語科のある高校への進学と、その後のオーストラリアやイギリスへの留学につながったという。
 ロッキングハムを訪れたのは今回が初めて。最初の訪問先だったコルベ高校でセルダンさんとの思い出話を話したところ、隣接するフリーマントル市で彼女がカフェを経営していることがわかった。現地での最終日にフリーマントルを訪れる旅程がたまたま組まれていた幸運もあり、頭巾さんはカフェで念願の再会を果たした。
 1時間弱という短い対面だったが2人は互いの近況報告や思い出話で盛り上がった。セルダンさんは8年前の赤穂での思い出を詳細に記憶していた。「私だけじゃなくて、彼女にとっても8年前のホームステイ交流が心に残る体験だったんだなと思うと、うれしかった」と頭巾さん。「時間が経って、遠く離れていてもつながってたんだなと」
 現在、頭巾さんは「地球市民の意識構築」をテーマに卒論を執筆中。自身の経験も踏まえ、「幼少期に海外に興味関心を持つことが重要」と考えているという。

(思いがけず8年ぶりの再会を果たした頭巾明星さんとシャネン・セルダンさん)

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