赤穂民報
赤穂民報川柳〔第四十六回〕 中田 守正・選(1月20日)
▽秀作
一筋に生きて刻んだ鍬の襞
山野 直正(尾 崎)
【評】使い慣れた道具の手入れに目にした傷は我が身と共に歩んだ愛しい古傷。
▽佳作
初春に挨拶紛う白い使者
根木 和郎(折 方)
法会会質素な服に面映ゆい
井上みね子(加里屋)
雪解けを待ちわびている車椅子
村杉 正史(加里屋)
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