赤穂民報

「手づくり郷土賞グランプリ」にノミネート(1月27日)

 地域の魅力や個性を創出しているすぐれた取組を国土交通大臣が表彰する「手づくり郷土賞グランプリ2017」(1月28日、東京都港区・発明会館)の一般部門に「坂越のまち並みを創る会」の「坂越浦の礎を築いた北前船廻船物語」がノミネートされた。
 同賞は昭和61年度に創設され32回目。今年度は北海道から沖縄まで全国16団体がノミネートされた。各団体がプレゼンテーションを行い、グランプリを決定する。
 「坂越のまち並みを創る会」は「歴史をいかす・風格と潤いのある・落ち着いたまち」を目指し、平成4年に住民有志で設立した。地域に伝わる伝統行事の復活や清掃美化奉仕などのほか、かつて海運業で栄えた歴史をまちおこしに活かそうと、「北前船寄港地」としての日本遺産認定へ向けた運動にも積極的に取り組んでいる。地元の観光スポットの一つ「旧坂越浦会所」の年間入場者数は昨年約2万人となり、平成6年の約3000人から6倍以上に増加した。
 28日は門田守弘会長(65)ら4人で上京。坂越ふるさと海岸での清掃奉仕活動を15年以上続ける網家義郎さん(79)も登壇し、坂越浦への愛着をアピールする。プレゼンテーションの持ち時間は3分と短いが、門田会長は「活動にかける思いを精一杯伝えたい。グランプリへの参加を新たなネットワークづくりにもつなげたい」と意気込んでいる。

(「手づくり郷土賞グランプリ」にノミネートされた「坂越のまち並みを創る会」のみなさん)

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