赤穂民報

「有年物語」ラスト公演で児童熱演(1月27日)

 有年小学校(江尻裕亮校長)で毎年6年生児童が地域に伝わる民話を題材に演じる創作劇「有年物語」の公演が27日、西有年の同校体育館であった。カリキュラム変更に伴い、今回が最後の上演。児童たちの熱演に下級生や保護者ら約150人が拍手を送った。
 今回の演目は「灰の縄ない」。「灰で縄を作れなければ年貢を倍にする」と無理難題を押し付ける悪代官のたくらみを村人が力を合わせて打ち砕く物語を6年生10人が生き生きと演じ、エンディングでは「有年は世界一すばらしい僕たちのふるさと」と大きな声で郷土への誇りを表した。
 「人と人のつながりや思いやりがある有年の良さを伝えようと演じました」と東花結(なゆ)さん(12)。「クラスのみんなでつくりあげることができて良かった」と感激を話した。
 「有年物語」は「芝居を通して表現力と郷土愛を養おう」と平成17年度に初演。特色ある教育として注目されたが、13回目の今回で幕を閉じることになった。観客の一人は「終了は残念。子どもたちには、大人になったときに自分たちの子どもに民話を語り継いでほしい」と話した。

(今年でラスト公演となった児童劇「有年物語」)

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