赤穂民報
学生社長に東証1部企業が出資(2月1日)
中広のロボット用アプリ開発会社「X−mov Japan」は1日、東証1部企業から出資を受けることが決定したと発表した。
同社は赤穂中出身の長安成暉(なりき)社長(19)=関西学院大学商学部1年=が高校3年だった昨年2月に起業したベンチャー企業。「ロボット共生社会で人々を幸せに」を理念にアプリの受託制作や物流運搬ロボットの販売などを行っている。
出資するのは、保育・介護サービスや人材派遣を事業内容とする「ライク」(大阪市北区、岡本泰彦社長)。若手経営者の育成支援に積極的で、関西学院大学のフェローでもある岡本氏が長安氏の理念に共感し、出資を決めた。出資額は公表されていないが、関係者によると、数百万円規模とみられる。
「彼の一生懸命な姿に誰もが心を打たれ、応援したいという気持ちになっている」と岡本氏。「開発と現場の双方に理解を深め、本当に『ひと』と共生することができるロボットを開発してほしい」と期待しているという。
長安氏は「ロボットの自律走行が可能になるシステムの開発力強化に活用したい」と話している。
(東証1部企業から出資を受けることが決定した「X−mov Japan」の長安成暉社長)
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