赤穂民報

観光客に好評「雲火焼ガチャガチャ」(6月23日)

 地元の伝統工芸品をワンコインで販売するご当地カプセル販売機「赤穂雲火焼ガチャガチャ」が市内を中心に観光名所や宿泊施設などに設置。
 500円硬貨を入れてハンドルを回せばぐい呑みや箸置き、ペンダントなど数種類のうち何か一つが入ったカプセルが出て来る仕組みで、「手軽に買えて楽しい」と観光客から好評だ。
 「赤穂雲火焼を気軽に手にしてもらえれば」と桃井ミュージアムが今年2月に館内に設置したところ来館者の反応が予想以上に良く、旅館や土産物店にも呼び掛けて設置箇所は20カ所にまで増えた。ゴールデンウイークには売り切れになるところもあったという。
 カプセルに入っているのは手のひらに収まる程度の小品。牡蠣の形の箸置き、塩味まんじゅうをかたどった香立など地元にちなんだ作品もある。いずれも通常は同ミュージアムで「一作品800円から3500円程度」で販売しており、色彩や文様が作家の好みと一致しなかったものを格安で提供しているという。傷がついたり欠けたりした「B級品」は使っていない。
 販売機に一度に入るカプセルは50個程度で、そのうち当たりくじが入ったカプセルを1割含めている。「1等」のくじが出れば、1〜5万円相当の赤穂雲火焼をプレゼント。運試しのくじ引き感覚でコインを入れる人も少なくなく、中には「全個買ってもお得」と、まとめ買いする人もあるという。また、同ミュージアムで使える割引券もカプセルに同封し、集客にもつながっているという。
 「焼き物は高い、というイメージがあるかも知れないけれど、気軽に手にしてもらって、雰囲気を感じてもらえれば」と同ミュージアムの長棟光亮(みつあき)支配人(45)。「品物の種類も設置場所もさらに増やして、赤穂雲火焼の普及につなげたい」と話し、夏休みには「当たりカプセル増量キャンペーン」を実施する予定だ。
 同ミュージアム以外の設置箇所は次のとおり。
 ▽赤穂観光案内所▽赤穂情報物産館▽花岳寺▽赤穂大石神社▽祥吉▽呑海楼▽対鴎館▽赤穂ロイヤルホテル▽赤穂パークホテル▽鹿久居荘▽ザグランリゾート赤穂▽かん川本舗大手門前店▽レストハウス銀波荘▽奥藤商事▽高瀬舟▽おうみや▽サイクルヒット赤穂店▽道の駅あいおい白龍城▽ホテルシーショア・リゾート

(「手軽でお得」と人気の「赤穂雲火焼ガチャガチャ」)

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