赤穂民報

ミャンマー(ビルマ)のむかしばなし(7月28日)

 このところのミャンマー(ビルマ)の経済の発展は、驚くほどです。新聞やテレビなどでも多く取り上げられるようになりました。
 ミャンマーで暮らしていたフランス人のパスカル・マレは、語り伝えられている動物の昔話に出会い、イラストレーターの力を借りて一冊の絵本に仕上げました。天地創造に関わる話は、神話や昔話になり、いろいろと語られています。
 この絵本は、ミャンマーが陸の国と海の国とに分かれて争っていたという昔々のお話です。陸の国の王ライオンは、海の国のおそろしいドラゴン王を怒らせ、8日後に決闘することになりました。
 困ってしまったライオンの王さまは、一番の家来の金色のウサギに打ち明けました。ウサギは陸の国のすべての動物を集めていろいろと話し合いましたがなかなか名案が浮かびません。さて、どのような作戦を立てて、切り抜けていくのでしょうか。みなさんも頭の中をフル回転して、いろんな作戦を立ててみて下さい。
 ユーモア溢れる楽しい昔話で、私たちにいろいろな問いかけをしてくれる絵本です。きれいな色づかいと、細かく描かれた絵が、みなさんの想像をかき立てることでしょう。
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 『かしこいウサギとはずかしがりやの大きな鳥』○文/パスカル・マレ○絵/デルフィーヌ・ジャコ○訳/平岡敦○徳間書店

(『かしこいウサギとはずかしがりやの大きな鳥』 ○文/パスカル・マレ ○絵/デルフィーヌ・ジャコ ○訳/平岡敦 ○徳間書店)

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