赤穂民報
赤穂民報川柳〔第五十三回〕大上三穂子・選(8月25日)
【今回の課題】「祈る」
▽秀作
八月の祈り新たに誓不戦
江澤 健児(鷏 和)
【評】戦争を想起させる八月。下五の祈りを貫く語が心情を表現し平和への澄む精神句。
▽佳作
祈るにはあまりに視界広すぎる
大黒 政子(古浜町)
沢山の祈りを集め被災地へ
末井さえみ(北野中)
朝夕に祈る母の手 皺ばかり
福井真知子(加里屋)
* * *
【次回以降の課題】
▽第五十四回=自由吟(8月31日締切)
▽第五十五回=課題吟「祭り」(9月30日締切)
* * *
▽応募要領=官製はがきに課題と作品(1回につき1人1句、自作未発表の句に限る)、住所、氏名、電話番号を楷書で明記し、〒678・0239、赤穂市加里屋58の18、赤穂民報社「川柳係」へ郵送
▽選者=大上三穂子(川柳赤穂吟社創立世話人、播磨川柳協会常任理事)
▽入選句発表=秀作1句と佳作3句を本紙ホームページと締切日の翌月中の紙面で発表。
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