赤穂民報

晴れの全日本フェスへ「心は一つ」(11月15日)

 全国各地区の予選を勝ち抜いた小学生の吹奏楽クラブやブラスバンドが演奏を競う「全日本小学校バンドフェスティバル」(11月17日、大阪城ホール)に関西地区代表として赤穂小学校金管バンドクラブ(長安健太顧問、部員数33人)が初出場する。
 子どもたちは「一生懸命練習を頑張ってきた。その成果を出したい」と晴れの舞台へ向けて気持ちを合わせている。
 同クラブは関西予選を兼ねた今年8月の関西小学校バンドフェスティバルで「ガーシュイン・イン・ブラスバンド!」を演奏。5・6年生の演奏を4年生による旗や傘を使ったパフォーマンスと寸劇で演出し、ミュージカル「巴里のアメリカ人」をモチーフにしたステージを生き生きと繰り広げた。5人の審査員全員がA評価をつけて文句なしの金賞に輝き、上位4チームの代表にも選ばれた。
 全日本フェスへの出場が決まってからも、基礎をおろそかにせず意欲を持って練習に取り組み、「演奏に自信が感じられるようになってきた」(長安顧問)という。
 チューバを吹く6年の崩由奈(くずれ・ゆうな)さん(11)は「みんなの心を一つにして、聴いている人も、演奏している私たちも、ハッピーになれる演奏をしたい」と瞳を輝かせた。タクトを振る長安顧問は「大阪城ホールで演奏できるのは幸せなこと。練習を信じて堂々と、伸び伸びと演奏してほしい」と願いを語った。

(初出場の全日本フェスへ向け、心を一つにしている赤穂小金管バンドクラブ)

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