赤穂民報

現存最古の忠臣蔵映画 東京で上映(11月29日)

 映画および映画関連資料の収集・保存などに取り組む国立映画アーカイブは現存最古の忠臣蔵映画とされる『忠臣蔵』 [デジタル復元・最長版]の特別上映会を12月14日(金)、東京都中央区の同館で開く。
 同館によると、歌舞伎や講談を基にした「忠臣蔵」映画は1907年の『忠臣蔵五段目』(吉澤商店)以降、多数制作されたが、フィルムの現存が確認できている最古の作品は、日本映画初の全通し忠臣蔵作品として知られる1910年の『忠臣蔵』(横田商会)を元にした作品で、同館所蔵を含めて42分から74分まで長さの異なる3本のフィルムが存在している。
 同館は、美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業の一環として、3本のフィルムをデジタルスキャン。いずれも後年に撮り足したカットが加えられているが、3本を比較検証しながらオリジナルに近いフィルムを中心に最長版を作成。90分の作品に仕上げた。
 上映会は午後1時と同7時15分の2回。1回目は無声のまま上映し、終了後に研究員による解説がある。2回目は弁士と伴奏のライブパフォーマンスで鑑賞できる。
 チケットは午後1時の回は一般520円、同7時15分の回は一般1050円(いずれも高校・大学生・シニア、小・中学生は割引)。当日券あり(先着順でなくなり次第終了)。Tel03・5777・8600。

(『忠臣蔵』[デジタル復元・最長版]の一場面=国立映画アーカイブ提供)

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