赤穂民報

義士祭に8万人 高橋英樹さんが勝ちどき(12月14日)

 四十七士が吉良邸へ討ち入った日にちなみ、「第115回赤穂義士祭」が14日に行われ、総勢約900人の「忠臣蔵パレード」が師走の城下町を彩った。
 メーンの義士行列には俳優の高橋英樹さん(74)が大石内蔵助役で特別出演。約8万人(主催者発表)の見物客が祭りを楽しんだ。
 パレードは上仮屋の赤穂城大手門前から特設観覧席がある加里屋の「息継ぎ井戸」まで約1キロのコース。参勤交代をイメージした大名行列、子ども義士行列、忠臣蔵名場面を再現した山車などが続き、この日がお披露目となった第34代赤穂義士娘の2人はお姫様姿で人力車に乗って沿道に笑顔を振りまいた。
 義士行列は高橋さんが打ち鳴らす陣太鼓の合図で一歩ずつ前進。観覧席前に勢揃いして「エイ、エイ、オー」と勇壮に勝どきを上げた。高橋さんは「忠臣蔵は日本の文化。(義士行列の内蔵助役は)一度はやってみたかった」と多忙なスケジュールの中、オファーを引き受けた理由を話し、観客からの盛んな声援に満面の笑みで応えた。
 義士行列には姉妹都市の豪・ロッキングハム市から来穂したバリー・サメルズ市長も間瀬久太夫役で出演。「とても誇らしく光栄。長く続く伝統の重みを感じた」と真剣な表情で役を演じた。

(高橋英樹さん演じる内蔵助の勝ちどきで締めくくった第115回赤穂義士祭)

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