赤穂民報

JK目線で赤穂の魅力発信(1月2日)

 「女子高校生の目線で赤穂の魅力を発信したい」と、赤穂高校新聞部2年の亀井美希さん(17)、河野加奈実さん(16)、桶口真葵さん(16)の3人が市内のお気に入りスポットをまとめたパンフレット『てくてくAKO』を編集発行した。
 プロモーション動画を自作して動画共有サイトに公開したほか、インスタグラム、フェイスブックも開設。「パンフを手に赤穂を歩いて魅力を再発見してもらえれば」と話している。
 3人は昨年8月、地域活性化へ意欲的な高校生が3泊4日で合宿するワークショップ「若武者育成塾」(公益社団法人日本環境教育フォーラムなど主催)に参加。そこで得たアイデアと助成金10万円を基に「10〜30代女性をターゲットにしたパンフレット制作」を企画した。
 学校がある御崎エリアに取材対象を絞り、自転車に乗ってリサーチ。美しいと感じた風景や街並みをどんどん撮影した。膨大な数の中から使用する画像をピックアップ。「JK(女子高校生)の目線」にこだわって写真を選んだ。
 完成したパンフレットはA5判カラー8ページで発行部数は1万部。手始めに義士祭で配布したところ、受け取った人から「赤穂にこんなにきれいなところがあるんやね」といった反応があったという。
 「自分たちが感じたまちの魅力が伝わったのがうれしかった」と3人。パンフレットはJR播州赤穂駅2階の観光案内所で無料配布するほか、インターネット上でも閲覧できるようにデジタル版を公開する予定だ。
 「活動を通して、自分たちも今まで知らなかった赤穂の良さを知ることができた」といい、「まだまだ紹介したい魅力がたくさんある。第2号、第3号も作りたい」と続編の発行に意欲を見せた。

(女子高校生目線のパンフレット『てくてくAKO』を編集発行した赤穂高校新聞部の3人)

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