赤穂民報

《市長選2019》有権者の期待は「高齢者」「医療」「子育て」(1月23日)

 再選を目指した現職を再挑戦の新人が破った赤穂市長選。赤穂民報が実施した投票者アンケート(出口調査)の集計結果をまとめた。
 調査は、期日前投票は16日から19日まで市役所をはじめ4カ所、20日の投票日は8カ所で行い、合計1430人から回答を得た。
■性別・年代別
 性別では男女とも牟礼氏が過半数。年代別でも牟礼氏が70代以上(58%)をはじめほとんどの世代で上回った。明石氏は40代のみリード。
■支持政党別
 牟礼氏は全体の3分の1を占めた「支持政党なし」の層から6割近い票を獲得。共産、その他からの支持が7割を超えた。明石氏は自民、公明で過半数の支持を得たものの、立憲で3割未満にとどまるなど、推薦政党の支持層をまとめきれなかった。
■投票で最も重視したもの別
 「投票の際に最も重視したのは?」の問いで(1)公約や政治理念(33%)(2)人柄(18%)(3)日頃の活動(9%)(4)身近な人の評価(7%)(5)経歴(5%)が上位5項目だった。全体の3分の1を占めた「公約や政治理念」を重視した有権者の6割近くが牟礼氏に投票。「人柄」「身近な人の評価」「経歴」でも上回った。明石氏は「日頃の活動」を重視した人から6割を超えて得票した。
■最近の市政評価別
 「最近の赤穂市政運営についてどのように感じていますか」の問いには、▽評価できる(14%)▽どちらかといえば評価できる(43%)▽どちらかといえば評価できない(27%)▽評価できない(9%)と回答があった。現市政に否定的な評価を下した層の8割以上が牟礼氏に投票したのに加え、肯定的に評価した層からも3割以上の票が牟礼氏へ投じられた。
■次の市長に期待する市政課題別
 「次の市長に特に取り組みを期待するのは?」の問いで上位5つは(1)高齢者支援(35%)(2)地域医療(32%)(3)子育て支援(31%)(4)環境保全(27%)(5)教育(24%)だった。これらの市政課題で、いずれも牟礼氏が有権者の期待を集めた。今回のアンケートで設定した16の市政課題のうち、明石氏が上回ったのは「交通安全」の1項目のみだった。

(赤穂民報社の出口調査結果と実際の開票結果)

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