赤穂民報

千種高生が子ども食堂に米寄贈(2月2日)

 千種高校(武田由哉校長)の1年生35人が稲作体験で栽培した玄米60キロを「あこう子ども食堂」を運営する赤穂市地域連絡協議会(岩崎由美子会長)にこのほど寄贈した。
 岩崎会長は「生徒のみなさんの気持ちがうれしい。大切に使わせていただきます」と感謝している。
 子ども食堂は、さまざまな事情で一人で食事している子どもなどに食事と団らんの場を提供するボランティア活動。「あこう子ども食堂」は2017年4月に立ち上がり、現在は毎月第2木曜と第4火曜の午後5時〜7時に加里屋まちづくり会館で開設している。
 同校は昨年度から総合的な学習のカリキュラムに米作りを導入。今季は学校近くの水田7アールでコシヒカリを有機栽培し、昨秋に約170キロを収穫した。給食センターへの寄贈や地元イベントでの販売など使途が決まっていた中、生徒たちは1学期に食育授業の講師として来校した岩崎会長から聞いた子ども食堂の取り組みを思い出し、「子どもたちのために役立ててほしい」と一部を寄贈に回すことにしたという。
 生徒たちは「ちくさのめぐみ」というオリジナルブランド名を付け、手作りの包装紙でラッピング。準備した「子ども食堂班」の寺谷若葉さん(16)は「みんなで田んぼの草抜きを頑張って育てたお米。喜んでもらえたらうれしい。おなかいっぱい食べてほしい」と笑顔で話した。

(収穫米を子ども食堂に寄贈した千種高校1年生)

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