赤穂民報

「突然鹿が…」ドライブレコーダーに衝突の瞬間(5月24日)

 赤穂市内をドライブ中に鹿と衝突したとして、西宮市在住の会社員男性(53)から赤穂民報にドライブレコーダー動画の情報提供があった。動画には道路脇から突然鹿が飛び出す様子が映っている。
 男性によると、事故があったのは今月18日午前10時ごろ。国道250号の高取峠を赤穂から相生方面へ向かって走行中、山側から1頭の鹿が飛び出し、車の右前方にぶつかった。その後、鹿は「何事もなかったように立ち上がり逃げていった」。車はフェンダー部がへこみ、ヘッドライトカバーに亀裂。ボンネットの交換も必要で、修理費用の見積もり額は37万円になったという。
 事故当時、男性の車の前方に別の車が3台、後方に1台が走っており、さらに対向車線も多くの車が走っていた。男性は「あれだけ車の通りが多いところで、まさか鹿が出て来るとは思いませんでした」と想定外の事態にショックを隠せない。
 赤穂署によると、高取峠は管内で最も鹿との衝突事故が多く発生する場所で、鹿のイラストの「動物注意」の道路標識が設置されている。警察は「標識を見たらスピードを出さずに通過すること。鹿は群れで行動する場合があるので、1頭よけても油断せず、しばらくは徐行したほうがよい」と注意を呼び掛ける。
 もし、鹿など動物と衝突してしまった場合は警察への届出が必要。けが人がなければ物損事故として処理される。反則金や事故点数は発生しない。また、高速道路や幹線道路上で死亡した動物を発見した場合は全国共通の道路緊急ダイヤル「#9910」へ連絡すればよい。

(「動物注意」の標識がある高取峠)

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