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阪本薬品工業 輸出好調で生産棟増築(6月26日)
界面活性剤メーカーの阪本薬品工業(本社・大阪市中央区、阪本稜雄社長)は木津の赤穂工場で生産棟増築を7月に着工。来年3月の完成を目指す。
同工場は1993年に清水工業団地に開設。チョコレートやホイップクリームなどに使われる乳化剤を天然植物系油脂を原料に製造している。イスラム教徒も食せるハラールに対応していることから東南アジアを中心に海外向け販売が順調に伸びており、「既設の生産設備では数量確保が困難」として増設を決めた。
計画によると、工場敷地内の用地に2階建て建屋(延床面積約1370平方メートル)を増築し、自動化により生産能力の高い最新型設備を導入。平屋建てのボイラー棟も新たに建設する。投資額は17億円で、生産能力は「少なくとも1・5倍以上」にアップする見通しという。
西林清治工場長は「競争力をつけて、さらに業績を上げていきたい」と話した。
(7月から生産施設増築に着工する阪本薬品工業赤穂工場)
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